一人(ちゅい)助け(たしき)助け(たしき)【一人一人、助け助け合う】

立憲君主制を尊重する立場から、自他の個人の尊厳を守る有権者同士の緩やかなつながりで共同体を尊重する道を探ります

沖縄知事選、事前調査を見て思った事

ryukyushimpo.jp

 沖縄知事選の投票先調査という事で、琉球新報が実施している事は差し引く必要がありますが、元より「平和主義でない辺野古移設反対」を主張する立場である小生としては、玉城氏リードと言うのは朗報ではあります。
 但し、同調査で県民の一番の関心であるとされる「経済・観光・雇用」の中に、当然コロナ禍の経済政策と復興も含まれると思うので、この点で玉城県政が失点を重ねている事は否定しがたく、予断を許さない状況だと思います。
正直、コロナ禍の停滞感から今回の投票率は下がるかと思っていたのですが、県民の意識は非常に高いという事で、その分結果についても言い訳が効かないと思います。玉城知事はコロナ禍への出口戦略と、県民投票で示された民意の実現に向けたロードマップを明確に描いて頂きたいです。
 他方で、追い上げる佐喜眞氏に有利な要素があるかと言われれば首を捻りたくなります。仄聞した所によると、先の知事選で散々足を引っ張った「相手陣営をディする支持層」がまた騒いでいる所を見ると、前回の敗因分析が全く出来ていないのではないかと疑わざるを得ないです。(余談ですが前回の知事選での佐喜眞陣営の戦い方は、オール沖縄陣営に追い落とされる格好になった仲井真元知事ですら苦言を呈しています。國場幸之助『「沖縄保守」宣言』参照)
 ただ、佐喜眞氏は当選しなくとも前回よりも差が狭まれば、岸田内閣としては現状を追認するロジックは成り立つのでは、実は自民党としては楽な戦いではあるでしょう。
 下地氏については、政策の充実度は注目に値するので、知事になる事は無理でも何らかの形で政治に参加してもらえると良いとは思っています。勿論、それにはミキオ算垂れ無しの禊も済ませるのは必須ですが…。
 色々言ってきましたが、今回の知事選で思う所は…佐喜眞氏には申し訳ないが…前回と同じような結果になれば、早々に岸田内閣退陣の可能性も出てくるので、個人的にはそれが理想です。
 ああいう毒にも薬にもならぬ首相が案外、コロナショックで日本が受けた傷口を広げると思うので。